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| 所在地 左京区 |
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| 選定番号 第10−046号 |
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| 推薦理由(抜粋) 昭和17年(1942)に府立京都第一中学校山岳部部員らによって建てられた山小屋。戦後,同中学校が鴨沂高校・洛北高校に分散編成替えされ,その山岳部のOB会が維持管理に務め,山を愛する多くの人々の憩いの場となっている。 認定番号
第251号 認定理由 北山荘は、昭和17年(1942)、京都府立第一中学校の山岳部員によって建てられた山小屋である。北区・雲ケ畑から中津川の源流へさかのぼった魚谷山東側の山中に位置する。府立一中には大正4年(1915)に山岳部が創部された。昭和2年(1927)、後に第一次南極探検隊の隊長を務める西堀栄三郎が、登山訓練のための山小屋として、大阪市内の登山用品店からモデルハウスを譲り受けて現在地に移築したことに始まる。この建物は「一中管理小屋」と呼ばれた。同17年、当初の小屋を老朽化のために建て替えたのが現在の建物である。二ノ瀬地区の杉原氏から資材の寄付を受け、大工や木挽きの他、一中の山岳部員らが夏休みに勤労奉仕として建設に参加したという。建て替えられた建物は北山荘と名付けられた。竣工式には同校山岳部OBのフランス文学者・桑原武夫、生物学者・今西錦司らが参加している。 建物は、沢に面した敷地に建ち、その流れを炊事に用いることができる。木造平屋建の8坪の規模で、南西側に入口を向けて建つ。屋根は切妻造、杉皮葺としている。細い丸太を並べた外壁で、正面、背面、南東面に突き上げ窓が設けられている。内部は3つの空間に分かれている。入口を入ると土間と板張りの物置空間を配する。中央部分は板間の中央に囲炉裏を設けて、その上部には煙出しを設ける。囲炉裏を囲んで部員が暖をとる空間である。最も奥の部分は板間の上に床を張ってロフトの空間をつくり、上層には梯子で上がる。上下の空間は寝袋を用いて就寝する空間として用いられる。小屋全体で約30名を収 容することができる。戦後、鴨沂高校、洛北高校の山岳部が共同して北山荘を引き継いだ。過酷な環境に立地のため、部員らによって定期的に修繕を繰り返してきたが、柱など主要な部材には、昭和17年時に遡ると判断される部材も確認できる。 戦前期に遡る山小屋の建物は全国的にも希少で、北山荘はその貴重な事例である。後に多方面で活躍した山岳部員も多く、京都の文化史を語る上でも重要である。長くOB、OGらによって維持管理されてきたことも注目される。 |
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